磐梯山のブナが危機
9月9日
磐梯山1816m
磐梯山は「会津磐梯山は宝の山よ♪」と歌に詠われ、
会津のシンボルで福島県を 代表する山。
磐梯山からは裏磐梯の湖沼群をはじめ、
すばらしい景観が魅力の大展望 が満喫できる福島の山。
三角点1,818.61mを公式に用いていたが、同点がし侵食されて消失したため1,816.29mに改められた。
今回のルート
流石は日本百名山 平日でも満車状態でした。
登山コースは6本あるが、標高差が少ない比較的登りやすい八方台登山口から登る。11:06
おっ!秋ってますなぁ。
駐車場から、いつもと違う寂しい感じがします。
ブナに葉が付いていません!
葉っぱが全部たべられてしまいました

「ブナ林」食害が深刻化 裏磐梯で“ガの幼虫”大発生 雄大な自然を誇る裏磐梯地域でガの幼虫によってブナの葉が食い荒らされる食害が深刻化していることが20日、 会津森理署(会津若松市)への取材で分かった。 正確な被害面積は把握できていないものの、猫魔ケ岳周辺で1000ヘクタール以上に上り、雄国沼や桧原湖周辺でも見られる。 食害に遭った木がすぐに枯れることはないが、クマをはじめ動物の餌となるブナの実がならず生態系への影響が懸念される。この地域には観光道路が走り、大勢の登山客も訪れることから、秋観光への影響も心配される事態となっている。 同管理署によると、食害の主はガの一種「ブナアオシャチホコ」。 本県を含め東北地方などに生息、体長3センチほどの幼虫がブナやイヌブナの葉を食べる。 幼虫による食害は8月上旬~中旬にかけて目立ち、約10年おきに大量発生する傾向があり、10年ほど前、雄国沼での発生報告がある。 (2013年8月21日 福島民友ニュース) |
いつもならブナの葉で覆われているのですが・・・。2008年9月撮影
ここも食い荒らされています。
「中ノ湯」1888年7月15日に磐梯山が噴火し、山体の崩壊による岩屑なだれで1990年代後半に廃業。
にらめっこ
桧原湖
この季節になると花も少なくなりウメバチソウが静かに咲いていました。
今日は岡部小屋はお休みのようですが、弘法清水小屋は営業していました。
冷たい弘法清水を頂き、山頂に向かいます。
昨日の雨で滑りやすい。
13:22到着
さて大展望は
猪苗代湖は見えず
猪苗代湖は見えず

雲の流れが早いので、そのうち見えるでしょう。
その間に にゅうめんを食す。
その間に にゅうめんを食す。
今年、最後になるでしょう ガリガリ君(キウイ味)
茶色に見える場所が食害に遭ったブナ林。
桧原湖が見えたり隠れたり
猪苗代湖が一瞬見えましたが、その後また雲隠れ。
下山途中、会津の水田が黄金色に輝いています。
天狗岩と桧原湖。 手前がお花畑
「中ノ湯」の足湯
温めだがボコボコと源泉が湧いています。
食害は自然の営みなので仕方ありません。
今年はブナの紅葉は少し残念かもしれないが、ナナカマドやカエデ類など美しい紅葉が楽しめます。
おしまい。